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オリジナルの「妄想スノードーム」を作って遊んでみた

2016/2/17 17:00 ネタりかコンテンツ部

みなさんはスノードームを持っていますか?

 

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スノードームとは、透明な球体の中に人形や建物のミニチュアが入っている置物です。

振ると雪のようにゆらゆらと粉が舞って雪景色をつくることができます。

よくおみやげ屋さんなどで見かけますね。

 

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そんなスノードームを自分で作れるキットを見つけたので、作ってみたい! と思い、買ってみました。

でも、悩むのはドームの中に入れるものです。

スノードームの中に入っているものは、クリスマスなどのイベントに関するものや、行った場所に関するものが多いんです。

つまり思い出を中に入れて、保存しているんだと思いました。

 

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でも、平凡に生きてきた僕の人生にはスノードームに入れるような素敵な思い出がありません。

そこで僕はミニチュアの人形や小物を使って、誰かの思い出を勝手に妄想してスノードームの中に入れることにしました。

 

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こいつはこんな人生でこんなことが起こったんだろうなと頭の中でいろいろと考えながらスノードームの蓋部分(ゴム製)にピンセットで人形を慎重に配置していきます。

まるで箱庭療法みたいです。

 

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全部で4つの勝手な思い出ができました。

 

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次にガラスに粉を入れて人形を配置した蓋を閉めます。

 

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あとはスポイト状の器具でドームの中に精製水(ドラッグストアのコンタクトレンズコーナーにある何かすごい水)を入れていきます。スポイトの容器は、100円ショップで買ったマヨネーズ入れで代用しました。

水を慎重に入れて最後に洗剤を1滴入れるのですが、ここからがかなり面倒で、どうしても空気が入ってしまうんです。

その空気を抜くのがすごく大変でした。少しづつ精製水を入れて空気を出すという作業を何度も繰り返して手と机が洗剤入りの水でビショビショになりました。

 

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一番つらかったのは、空気を出している最中にゴムの蓋が球体の中に入り込んでしまって、蓋を外に出すのに一度人形を外したりしなければいけなくなったことです。

みなさんは、こうならないように慎重に行いましょう。

 

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あとは球体を台座にグルーガンで固定して完成です。

空気を抜くとこ以外は、とても簡単に作ることができました。

それでは今回作ったスノードームを紹介していきたいと思います。

 

その1.サラリーマン 最悪の日

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~ここから妄想~

その日はとにかく最悪だった。朝から雪で電車は遅れるし、同僚が風邪で休んだせいでその分の仕事が俺に回ってきた。

てんてこ舞いになりながらも午前中の仕事を終えて、いつもの店にランチに来たら大好物のしょうが焼き定食が売り切れと言われた。あぁ本当に最悪だ。

気合で午後の仕事も終わらせて帰路につく。

いつもの道、いつもの風景。また明日もここを通って仕事に行くと思うと自然と憂鬱になってくる。

しかしそんな”いつも”は急にいつもではなくなってしまった。家まであと100メートル程のところで突然後ろから声をかけられたのだ。

「おい、おっさん」

 

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オヤジ狩りだった。

 

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ガラの悪そうな高校生に囲まれた私は為す術もなく……、

 

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っていうスノードームです。

 

その2. 虚無僧 最期の日

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~ここから妄想~

これで最後にしよう。そう思って今日も街へと出かけた。

繁華街の駅前通りに立つとおもむろに尺八を吹く。誰も立ち止まってくれないし、見てくれもしない。最近の若者は、みんな歩きながらスマホに夢中だ。

私はこの街が嫌いだ。ガヤガヤとした人のノイズや街頭のディスプレイから流れるダンスミュージックが頭の中に嫌でも入ってきて頭がおかしくなりそうだ。

しかも今日は体調も悪い。少しクラクラする。

日も暮れてそろそろ家に帰ろうと思ったその時だった。

 

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ふと目線を上げると私の前に人だかりができていた。

熟年の夫婦から若い女性までみんな私のことを見ている。そして私の尺八を聞いている。

これはいったいどういうことなんだ? 尺八を持つ手が少し震える……。

 

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っていうのは、全部この虚無僧が死ぬ寸前に見た幻覚で虚無僧はもう死んでるってういうスノードームです。

 

その3. 倉庫街にいる何かワケありっぽい女

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………………………………………………。

 

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………………………………………………。

 

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まぁ、倉庫街にいる何かワケありっぽい女のスノードームです。

 

その4. お坊さんと女子高生の別れ話

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~ここから妄想~

「ねぇ。私に説いてくれた説法、あれ全部ウソだったの?」

「ヒドイよ……。将来フェラーリに乗せてくれるって言ったじゃん!」

「私はお経とヒップホップの融合を目指してるところに惚れたし、あの曲はまじでドープだって思ったんだよ!」

「たしかに私がお寺にある金目の物を、勝手にハードオフに売っちゃったこともあったけど……」

 

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「お願い! 私を捨てないで!!」

 

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「ねぇ……。行かないでよ……」

っていうスノードームです。

 

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いろんな人がいて、いろんな人生がある。

そんな誰かのあるかもしれないし、ないかもしれない思い出を妄想しながらスノードームに詰める。

長い人生からしたらほんの一瞬かもしれないけど忘れたくない瞬間を切り取ってドームに残すのには、何か不思議な魅力がありました。

僕もいつかは妄想じゃなくて自分だけの本当に忘れたくない思い出を作ってスノードームに入れて飾りたいと思います。

 

writer_mansooon
マンスーン(Twitter:@mansooon)「ハイエナズクラブ」や「オモコロ」で記事を書いています。理系大学出身をまったく生かせていない低い技術力で役に立たない電子工作をしたり、B級映画のVHSテープを収集したりしています。

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