ラーメン評論家は、ラーメン店をどこまで網羅しているのか?
2013/6/18 15:09 ネタりか自由帳

スマートフォンを使って、さまざまな実験を行うこの企画。第53回は、ラーメン店の情報を地図上で探すことができるアプリ「超らーめんマップ」を使用します。
超らーめんマップ ※Andorid版
Edia Co.,Ltd.
無料
ラーメンといえば、子どもから大人まで多くの人に愛され、いまや国民食といっても過言ではないほど、人気の高い食べ物。
新しい味を求めるラーメンマニアや、ラーメン店主たちの飽くなき探究心によって、日々進化している食べ物でもあります。
今回ご紹介するのは、そんなラーメンの情報を手軽に探すことができる「超らーめんマップ」というアプリ。
「超らーめんマップ」は、ラーメン店検索サイトとして人気の「超らーめんナビ」から情報を検索し、その店舗情報を地図上に表示してくれます。
ラーメンの食べ歩きが趣味の人から、急にラーメンが食べたくなった人まで、すべてのラーメン好きにとって重宝するアプリ。
そんな優れたラーメンアプリを使って行なう今回の実験が、こちら!!!!
ラーメン評論家はラーメン店を
どこまで網羅しているのか?
さまざまなグルメサイトの情報を集約させたアプリとは違い、自分の脚で稼いだ情報を持つラーメン評論家。
彼らは一体どこまでラーメン店のことを把握しているのでしょうか? アプリには載っていない隠れた名店や、新規オープンの注目店をどこまで知っているのでしょうか?
調査に協力してくれるのは、日本初の女性ラーメン評論家として活動されている本谷亜紀さん。年間350杯、通算2500杯のラーメンを食べ歩いた強者です。
学生時代は”ラーメン女子大生”としてテレビや雑誌などでご活躍されていた経歴も。
セブ山「本日はよろしくお願いします」
本谷「こちらこそ、よろしくお願いします」
セブ山「アプリに勝つ自信はありますか?」
本谷「う~ん……正直、不安です。まだまだ未熟な部分が多いので、どうなることか……」
セブ山「いや、本谷さんならきっと勝てますよ! 大丈夫です!」
本谷「ありがとうございます。がんばります」(にっこり)
セブ山「やばーーーい!! 超かわいいー!! 笑顔がめちゃくちゃかわいい!! ニヤニヤしちゃうよ~!!!!」
本谷「え!? どうしたんですか、急に!?」
セブ山「じつはぼく、本谷さんの大ファンなんです。テレビ番組でお見かけしてからずっと!!」
本谷「え、そうなんですか? ありがとうございます。うれしいです」
セブ山「最近は、書籍も出版されましたよね? もちろん、それも買いましたよ~!」
本谷「そうなんです。『日本初の「女性ラーメン評論家」になっちゃいました!』というタイトルで、扶桑社さんから絶賛発売中です! 私が本当に大好きなラーメ……」
セブ山「こらーーー!!!! 何、勝手に告知してんだよ!! 本谷さんの大ファンだけど、それとこれとは別だーーー!!!!」
本谷「えっ……」
セブ山「本の宣伝は、アプリに勝ってからだ!!!!」
本谷「わ、わかりました……」
セブ山「それでは、さっそくラーメン古今東西で勝負しましょう!」
【ラーメン古今東西・ルール説明】
1、今からセブ山がランダムに地名を言います。
2、その場所にあるラーメン店の名前を古今東西形式で、本谷さん→超ラーメンマップ→本谷さん→超ラーメンマップ……の順番で答えていってもらいます。(なお、超ラーメンマップの回答はセブ山がアプリを見ながら代理で答えます)
3、先に情報が尽きて、ラーメン店の名前を言えなくなったほうが負け。
4、本谷さんが勝てば、著書の告知ができる。負ければ告知はナシ。
セブ山「さて、ルールはわかりましたか?」
本谷「わかりました……。ちなみに、そのアプリがどれだけ詳しく情報がまとめられているのか確認してみてもいいですか?」
セブ山「いいですよ! まずは、敵を知っておかないとね。どうぞどうぞ」
本谷「なるほど、こういう感じのアプリなのかぁ」
本谷「あ、このお店も載ってるんだぁ」
セブ山「……」
セブ山「(かわいいな~。アプリに集中している横顔もかわいいな~)」
セブ山「(この隙に、香りを嗅いでおこっと。クンクンクン)」
セブ山「(すらりと伸びた脚をこんな間近で見られるなんて、たまりませんな!!)」
セブ山「(わしゃ、もう辛抱できんわい!! 生脚!! 生脚!! 生脚~~~!!!!)」
本谷「何してるんですか?」
セブ山「へ!? いや、あの、な、何もしてないですよ!! それより、あ、アプリのほうはどうでしたか?」
本谷「思っていたよりは、たくさんラーメン店の情報が載っていましたが、マニアックなお店はやや少なめでした。あとは、ラーメン古今東西のお題次第ですね」(ゴクゴク)
セブ山「なるほど! では、さっそくお題を発表しましょう! ラーメン古今東西のお題となる場所は……」
ピリリリリッピリリリリッピリリリリッ
本谷「あ~、ごめんなさい! 急ぎの電話が入っちゃいました!」
セブ山「あ、全然いいですよ。どうぞ、電話してきてください!」
本谷「ごめんなさい! ありがとうございます!」
本谷「もしもし、本谷です! あ、その件でしたら先ほどメールで……」
セブ山「どうぞ、ごゆっくり!」
セブ山「さて、本谷さんがいない隙に……」
セブ山「本谷さんの飲みかけのコップを……」
(ちゅちゅちゅちゅちゅ~)
(ぺろぺろぺろぺろ~)
セブ山「ひゃはー!! 間接キス成功!! バレないように戻しておこう」
―数分後
本谷「ごめんなさい! お待たせしました!」
セブ山「いえいえ、全然平気です! 本谷さんのためなら何時間でも待てます!」
セブ山「電話でしゃべってノドが渇いたでしょう。どうぞ、お水を飲んで潤してください」
本谷「ありがとうございます。セブ山さん、優しいですね♪」
(ゴクゴクゴク)
(ゴクゴクゴク)
本谷「(……あれ、このコップなんかすごく臭い。さっきは臭くなかったのに、今はカメの死骸みたいな臭いがする。どうしてだろう?)」
ピリリリリッピリリリリッピリリリリッ
本谷「あ、ごめんなさい!! また電話がかかってきちゃった!! 申し訳ないんですが、もう1回、電話してきてもいいですか?」
セブ山「どうぞどうぞ!」
本谷「もしもし、本谷です! メールをご確認いただけましたか……」
セブ山「はい、新鮮な間接キスGET~!! ぺろぺろぺろ~!」
セブ山「お! 新発見! 紙コップを噛んだら間接キスのダシがよく出てくるぞ!」
(ガジガジガジガジガジ)
―数分後
本谷「ごめんなさい! お待たせしま……あれ!?」
本谷「なんかコップに歯形がついてるんですが、何ですかコレ!?」
セブ山「……」
本谷「え、無視!?」
セブ山「……なんですか? 僕を疑っているんですか? そうですよ、噛みましたよ。本谷さんと間接キスしたかったんで、コップをガジガジしましたよ。それがいけないことですかね?」
本谷「えっ!? 逆ギレ!? 怖い……」
セブ山「あ、そうだ! そんなことより、忘れないうちに著書にサインくださいよ! サイン! サイン!」
本谷「よく、この状況でサインを頼めますね……。まあ、書きますけど……」
セブ山「わーい! ありがとうございますー! 嬉しいー!」
本谷「えっと、お名前は”セブ山さんへ”でいいですか?」
セブ山「あ! 宛名は入れなくていいです! 絶対に入れないでください!」
本谷「えっ、どうしてですか?」
セブ山「ヤフオクで転売したときに、売値が安くなっちゃうからです!」
本谷「帰らせていただきます」
セブ山「!?」
セブ山「……はて? なんで、あんなに怒っていたんだろう?」
【調査結果】
ラーメン評論家に失礼なことをたくさんすると、
最終的にブチギレて帰る。
セブ山「というわけで、女性ラーメン評論家・本谷亜紀さんの著書『日本初の「女性ラーメン評論家」になっちゃいました!』が扶桑社より絶賛発売中です! 本谷さんが選んだ珠玉の82杯を、その日の気分やシチュエーション別でご紹介。ラーメンを愛するすべての人に読んでいただきたい一冊です。みなさんも、ぜひ読んでみてくださいね! 以上、ラーメンおじさんでした!」
撮影日:2013年4月18日
撮影協力:本谷亜紀さん(http://honya-aki.com/)(外部サイト)
(セブ山@sebuyama/ノオト)
セブ山(Twitter:@sebuyama)+有限会社ノオト(外部サイト)
フリーのライター。平日毎日更新の ウェブマガジン「オモコロ」(外部サイト)や「トゥギャッチ」(外部サイト)で活動中。
投稿ありがとうございます。
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