滋賀で人気の“親父応援歌”が、紅白出場を狙っている
2009/11/1 0:10“100年に一度の不況”なんてことも言われる、この昨今。世の親父たちの最後の支えでもある職場にも、暗雲がたちこめている模様。
仕事では得意先や上司などの軋轢に歯を食いしばり、家庭では様々な問題に頭を悩ます。いくら“大黒柱”と言っても、へし折れてしまわないか見てて気が気じゃない。
だが親父たちも、ただ耐えているだけではなかった。働く親父を親父たちが励ます応援歌「いいじゃないか男だ」が、滋賀県で話題を呼んでいるという。
この曲の歌詞、一読するだけであまりにも泣ける。“アタマをさげてさげてはげて”、“身体じゅうムチャのつけたまってる”、“負けも勝ちもたらふくだ”……と、哀愁に満ち満ちた叫びが続くのだ。
一方、“人生は宝物の連続だった”、“生きてよかった 生まれてよかった おれでよかった”、“いのちの燃やしかたは知ってるぜ”なんて、砂をつかんで立ち上がるソウルディープな歌詞にも励まされる。
この歌を手がけたのは、滋賀県で歌、アニメ、テレビ番組、漫画などを制作している「株式会社まちおこし」内の「藤井組」という集団。彼らが「いいじゃないか男だ」プロジェクトを立ち上げたのには、あるキッカケが。
同社が手がけていた子ども向けのイベントに集まる家族連れの中に、子どもを肩車したり、抱っこしたり、そんな疲れたお父さんの顔を同社の西川社長が発見。「僕らも親父なので、気持ちがわかる……」と、親父を励ます曲の制作を思い立った。この曲の作詞作曲も西川社長が担当している。
レコーディングに際しては、地元放送局の「びわ湖放送」で視聴者に参加を呼びかけ、計51人の親父たちが集結。公開レコーディングという形で録音が行われた。
その後、仲間を集めるために各地でライブ活動も重ねてきた。その都度、テレビやネットで世の親父たちに参加を呼びかけ、今までに137人がライブに参加。
こういった地道な活動の先には、大きな夢が待っている。彼らの目標は、今年の紅白歌合戦に出場することなのだ。
2009年の紅白のコンセプトは「歌の力 無限大」。素人の親父たちが、歌の力を上げるには仲間の数を増やすしかないと考え、多くの同志の参加を募っている。
そして山場は目前、11月8日。というのも、滋賀県の巨大ショッピングモール「イオンモール草津」で、彼らは紅白出場への最後のアピールを行う。
内容は、まずはじめにレコーディングに参加した51人の親父が「いいじゃないか男だ」を熱唱。その後、呼びかけで集まった親父たちに曲に参加してもらう。最後には、飛び込みで参加した親父たちの家族にも参加してもらい、全員で「いいじゃないか男だ」を歌う。目標は、大きく“1000人”だ。1000人の家族による歌力ライブで、親父を紅白に送り出そうと考えている。
それにしても、なぜ紅白なのか。別に、「出場して目立ちたい!」という理由ではない。この歌によって元気付けたい“親父”が一番歌を聴くのは「紅白歌合戦」。また、紅白が放送されるのは大晦日、翌年から新年が始まる。親父を歌で応援するには最高の日なのだ。
紅白歌合戦には、プロの歌手が出場する“紅白枠”のほかに、“企画枠”がある。この枠での出場に、彼らは賭けている。そして、そんな彼らの紅白への道は夢物語ではない。
まず、NHKでは彼らのドキュメント特集がすでに放送済み。
そして、同社には反響の声も続々寄せられている。主に30〜50代の働き盛りの親父たちから電話やネットの書き込みによる問い合わせが殺到。みんな、この曲を「まさに、俺の歌だ!」と捉えている様子。
9月13日にイオンモール草津で行われたイベントでは、観客が2階3階にも膨れ上がり、親父歌手137名と約600人もの観客を集めた。イベントでは、50代のお父さんが「(この曲は)どこで売っているんですか?」と目に涙を浮かべて握手を求めてきたという。
CDには全8曲が収録されており、聴くと親父のパワーになりそうな曲や、親父の悲哀を込めた哀愁ソングなど、味のある曲が並ぶ。しぶとさ、強さ、迷いの肯定が、このCDで親父たちに伝えるメッセージである。
紅白で同世代の芸能人だけでなく、自分とあまり変わらない“普通の親父”が歌っている姿を観て勇気付けられるとしたら、実に味わい深い。彼らが出場を果たしたら、世の親父たちを猛烈に励ますと思うのだが、いかがだろうか。
(寺西ジャジューカ)
【関連リンク】
・「いいじゃないか男だ」特設ブログ
・エキサイト商品検索『いいじゃないか男だ』
・韓国水原市「おばさんフェスティバル」に行ってきた (Excite Bit コネタ)
・オバさんへヴィメタル・バンドが中年の日常を歌い、叫ぶ! (Excite Bit コネタ)
・「親父の小言」で最も異彩を放つ言葉 (Excite Bit コネタ)
仕事では得意先や上司などの軋轢に歯を食いしばり、家庭では様々な問題に頭を悩ます。いくら“大黒柱”と言っても、へし折れてしまわないか見てて気が気じゃない。
だが親父たちも、ただ耐えているだけではなかった。働く親父を親父たちが励ます応援歌「いいじゃないか男だ」が、滋賀県で話題を呼んでいるという。
この曲の歌詞、一読するだけであまりにも泣ける。“アタマをさげてさげてはげて”、“身体じゅうムチャのつけたまってる”、“負けも勝ちもたらふくだ”……と、哀愁に満ち満ちた叫びが続くのだ。
一方、“人生は宝物の連続だった”、“生きてよかった 生まれてよかった おれでよかった”、“いのちの燃やしかたは知ってるぜ”なんて、砂をつかんで立ち上がるソウルディープな歌詞にも励まされる。
この歌を手がけたのは、滋賀県で歌、アニメ、テレビ番組、漫画などを制作している「株式会社まちおこし」内の「藤井組」という集団。彼らが「いいじゃないか男だ」プロジェクトを立ち上げたのには、あるキッカケが。
同社が手がけていた子ども向けのイベントに集まる家族連れの中に、子どもを肩車したり、抱っこしたり、そんな疲れたお父さんの顔を同社の西川社長が発見。「僕らも親父なので、気持ちがわかる……」と、親父を励ます曲の制作を思い立った。この曲の作詞作曲も西川社長が担当している。
レコーディングに際しては、地元放送局の「びわ湖放送」で視聴者に参加を呼びかけ、計51人の親父たちが集結。公開レコーディングという形で録音が行われた。
その後、仲間を集めるために各地でライブ活動も重ねてきた。その都度、テレビやネットで世の親父たちに参加を呼びかけ、今までに137人がライブに参加。
こういった地道な活動の先には、大きな夢が待っている。彼らの目標は、今年の紅白歌合戦に出場することなのだ。
2009年の紅白のコンセプトは「歌の力 無限大」。素人の親父たちが、歌の力を上げるには仲間の数を増やすしかないと考え、多くの同志の参加を募っている。
そして山場は目前、11月8日。というのも、滋賀県の巨大ショッピングモール「イオンモール草津」で、彼らは紅白出場への最後のアピールを行う。
内容は、まずはじめにレコーディングに参加した51人の親父が「いいじゃないか男だ」を熱唱。その後、呼びかけで集まった親父たちに曲に参加してもらう。最後には、飛び込みで参加した親父たちの家族にも参加してもらい、全員で「いいじゃないか男だ」を歌う。目標は、大きく“1000人”だ。1000人の家族による歌力ライブで、親父を紅白に送り出そうと考えている。
それにしても、なぜ紅白なのか。別に、「出場して目立ちたい!」という理由ではない。この歌によって元気付けたい“親父”が一番歌を聴くのは「紅白歌合戦」。また、紅白が放送されるのは大晦日、翌年から新年が始まる。親父を歌で応援するには最高の日なのだ。
紅白歌合戦には、プロの歌手が出場する“紅白枠”のほかに、“企画枠”がある。この枠での出場に、彼らは賭けている。そして、そんな彼らの紅白への道は夢物語ではない。
まず、NHKでは彼らのドキュメント特集がすでに放送済み。
そして、同社には反響の声も続々寄せられている。主に30〜50代の働き盛りの親父たちから電話やネットの書き込みによる問い合わせが殺到。みんな、この曲を「まさに、俺の歌だ!」と捉えている様子。
9月13日にイオンモール草津で行われたイベントでは、観客が2階3階にも膨れ上がり、親父歌手137名と約600人もの観客を集めた。イベントでは、50代のお父さんが「(この曲は)どこで売っているんですか?」と目に涙を浮かべて握手を求めてきたという。
CDには全8曲が収録されており、聴くと親父のパワーになりそうな曲や、親父の悲哀を込めた哀愁ソングなど、味のある曲が並ぶ。しぶとさ、強さ、迷いの肯定が、このCDで親父たちに伝えるメッセージである。
紅白で同世代の芸能人だけでなく、自分とあまり変わらない“普通の親父”が歌っている姿を観て勇気付けられるとしたら、実に味わい深い。彼らが出場を果たしたら、世の親父たちを猛烈に励ますと思うのだが、いかがだろうか。
(寺西ジャジューカ)
【関連リンク】
・「いいじゃないか男だ」特設ブログ
・エキサイト商品検索『いいじゃないか男だ』
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・「親父の小言」で最も異彩を放つ言葉 (Excite Bit コネタ)
2009/11/1 0:10 更新
