唐沢寿明、『20世紀少年』誰が演じても難しくない!?
2009/8/30 6:00
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ケンヂ役を演じる主演の唐沢寿明の覚悟とは…
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「作品の規模としては、確かにこれまでに経験がないですね。でも、それでどうという意識はありません。俳優としては、どんな作品でも意識は一緒です。ただ、原作のファンが多い作品だから、とにかくしっかりと演じきらないとという気持ちはありましたけどね。ケンヂのイメージは、ファンのなかでできあがっていて、全然似ていないといわれるのは覚悟のうえですから。観終わったあとに、ケンヂが唐沢でよかったといっていただければ、それが一番の褒め言葉です」
昨年8月に公開された『<第1章>終わりの始まり』は、興行収入約40億円、観客動員300万人という大ヒットを記録。そのストーリーは、原作に忠実に進行する。唐沢を始め多くのキャストたちは、コミックの原画そのままのそっくりな姿でスクリーンに登場し、それも話題を集めた。ベテラン俳優の唐沢にとっても、作品に臨むにあたって、原作が累計発行部数2800万部というベストセラーコミックであることのプレッシャーは感じていたようだ。
「一番気を使ったのは、原作の読者を裏切れないということ。それが第1章から最終章までずっと続いてきました。かといって、ただ原作のマネをするということではなくてね。まあ、俳優は基本的にモノマネみたいなものだけど(笑)。俳優として演技の部分で伝わる迫力、説得力をもちたいと考えていました。でも、第1章はおもしろい作り方をしましたよね。説明がいっさいなくて、いさぎよく作っています。僕としては、原作とは多少違っても、まったく作品を知らない人にもわかりやすくしてもいいのかなと思いました」
◆魅力は、壮大なるコスプレ(笑)
作品は、第2章で映画オリジナルの展開が盛り込まれ、今回の最終章では、原作とは異なるシーン、結末も用意されている。そのなかでケンヂのキャラクターは、原作と比べるとユーモラスな部分は控えめで、ストイックな要素が強調されている。それに対して唐沢は「ケンヂはどこかずっこけているところがあって、それがあるから僕が役に選ばれたと思っていたんだけどね(笑)」。そして、第1章と最終章のケンヂの役を違いを、冗談を含ませた唐沢節で語る。
「やっぱり第1章のほうが難しいですよ。究極の難しい役は、個性がない普通の人。普通って、なかなか意識してできないでしょ。ケンヂは、おもしろみのない人たちの集まりのなかのひとりですから。その点、最終章は、コスプレパーティーみたいなもんだから(笑)。髪型やメイクで見た目を変えたりっていうのは、誰が演じてもそんなに難しいことじゃないんです」
この最終章のラスト10分は、劇場公開日まで非公開にされ、マスコミ試写や完成披露イベントでもいっさい明らかにされず、謎につつまれたまま。そのシーンについて唐沢に聞いてみた。
「いや〜、すごくよかったよ。原作と結末は違うけど、すごくいい話になっている。今こんな時代だから、すごく救われるっていうのかな。ケンヂが巻き起こしたことだけど、決してケンヂだけの話ではなくて、最後の10分を観れば、観ている人にいろいろな思いが出てくると思う。そういう意味では、すごく映画的なエンターテインメントなんじゃないかな」
最後に、この映画の魅力をひと言で語ってもらうと…。「壮大なるコスプレパーティー(笑)」
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