日の丸を背負うホームレス、日本代表「野武士ジャパン」を応援!
2009/8/20 10:10今年で第7回目となる「ホームレス・サッカーワールドカップ」は、その名の通り、ホームレスのみが選手として参加できるサッカーの世界大会。仲間と共に高い目標に向かって努力し成し遂げるというプロセスから、前向きな姿勢を生み、厳しい状況から抜け出す力を育むのが目的だ。
9月5日〜13日に開催予定のミラノ大会には、世界48カ国が参加を表明した。そこで、日本代表「野武士ジャパン」の選手選考会を取材し、ワールドカップに向けた選手たちの意気込みを伺ってきた。
7月25日、トヨタ府中スポーツセンターで行われた代表選手選考会には、野武士ジャパン東京・大阪チームはもちろん、一般参加10チームが集結。ボランティアやスタッフを含め集まった人数は108名にのぼり、太陽が照りつけるグラウンドは十分過ぎるほどの活気で満ちていた。
野武士ジャパンの選手は東京5名・大阪7名の計12名。代表選手になれるのは、東京・大阪合わせて8名だ。参加選手が思い思いにウォーミングアップするなか、野武士ジャパンの選手たちからはチャンスを目の前にした高揚感や緊張感が伝わってきた。そんななか、試合前に東京チームの2名にお話を伺えた。
ホームレス生活1カ月ほどのヒデさんは、フットサルの経験者。
「野武士ジャパンの活動は、気分転換に始めました。若い頃に感じた気持ちの高ぶりや、ほどよい緊張感を味わえ、仲間や目標ができるのがやりがいです」
そう笑顔で語ってくれた。さらにもう一人、タオルを頭に巻いた粋な風貌の佐々木さんは、
「試合で心がけることは、気持ちの爆発を抑えること。代表選手になるために落ち着いてプレーしたい」
と選考会への意気込みを話してくれた。
試合が始まると、サッカー初心者がほとんどの野武士チームは、経験者ばかりの一般チームに大苦戦。光るプレーは見られるものの、なかなか得点に結びつかない。それでも、試合の合間にはプレーについて激論を交わすなど、それぞれが常に前向きな姿勢を崩さなかった。結果、代表入りしたのは東京チーム3名、大阪チーム5名。
当初、東京チームから4名選ばれたが、練習日が増えることで販売の売り上げが落ちるという懸念から、1名が辞退したという。あくまでも、ホームレス生活からの脱出が最優先なのだ。
東京チームを支える金沢コーチは語ってくれた。
「自分では思いもつかない力は悲観的な気持ちでは発揮できません。だからこそ、選手には仲間を信頼し自分自身を認めてほしい。ミラノ大会では、みんなで一つのゴールを取りにいきたいです。今回は選手のバランスも良いので、それぞれの力をのばし大会に挑みたいと思っています」
それでも勝負は勝負。やはり“勝ちにいきたい”という気持ちも強いという。
サッカーは攻めと守りの切り換えが大切。それは人生にも言えるのではないだろうか。そして、選手たちにとって今はまさに攻めの時。ワールドカップの結果が今から楽しみでならない。
(うつぎ)
【関連リンク】
・ホームレス・サッカーワールドカップ日本代表“野武士ジャパン”
・長年のギモン、なぜサッカーの試合は雨天決行? (Bit)
・アマチュアサッカーチームがJリーグに到達するには…… (Bit)
・実業団サッカーチームの今 (Bit)
・今年も開催「マウスパッド投げ世界大会」 (Bit)
9月5日〜13日に開催予定のミラノ大会には、世界48カ国が参加を表明した。そこで、日本代表「野武士ジャパン」の選手選考会を取材し、ワールドカップに向けた選手たちの意気込みを伺ってきた。
7月25日、トヨタ府中スポーツセンターで行われた代表選手選考会には、野武士ジャパン東京・大阪チームはもちろん、一般参加10チームが集結。ボランティアやスタッフを含め集まった人数は108名にのぼり、太陽が照りつけるグラウンドは十分過ぎるほどの活気で満ちていた。
野武士ジャパンの選手は東京5名・大阪7名の計12名。代表選手になれるのは、東京・大阪合わせて8名だ。参加選手が思い思いにウォーミングアップするなか、野武士ジャパンの選手たちからはチャンスを目の前にした高揚感や緊張感が伝わってきた。そんななか、試合前に東京チームの2名にお話を伺えた。
ホームレス生活1カ月ほどのヒデさんは、フットサルの経験者。
「野武士ジャパンの活動は、気分転換に始めました。若い頃に感じた気持ちの高ぶりや、ほどよい緊張感を味わえ、仲間や目標ができるのがやりがいです」
そう笑顔で語ってくれた。さらにもう一人、タオルを頭に巻いた粋な風貌の佐々木さんは、
「試合で心がけることは、気持ちの爆発を抑えること。代表選手になるために落ち着いてプレーしたい」
と選考会への意気込みを話してくれた。
試合が始まると、サッカー初心者がほとんどの野武士チームは、経験者ばかりの一般チームに大苦戦。光るプレーは見られるものの、なかなか得点に結びつかない。それでも、試合の合間にはプレーについて激論を交わすなど、それぞれが常に前向きな姿勢を崩さなかった。結果、代表入りしたのは東京チーム3名、大阪チーム5名。
当初、東京チームから4名選ばれたが、練習日が増えることで販売の売り上げが落ちるという懸念から、1名が辞退したという。あくまでも、ホームレス生活からの脱出が最優先なのだ。
東京チームを支える金沢コーチは語ってくれた。
「自分では思いもつかない力は悲観的な気持ちでは発揮できません。だからこそ、選手には仲間を信頼し自分自身を認めてほしい。ミラノ大会では、みんなで一つのゴールを取りにいきたいです。今回は選手のバランスも良いので、それぞれの力をのばし大会に挑みたいと思っています」
それでも勝負は勝負。やはり“勝ちにいきたい”という気持ちも強いという。
サッカーは攻めと守りの切り換えが大切。それは人生にも言えるのではないだろうか。そして、選手たちにとって今はまさに攻めの時。ワールドカップの結果が今から楽しみでならない。
(うつぎ)
【関連リンク】
・ホームレス・サッカーワールドカップ日本代表“野武士ジャパン”
・長年のギモン、なぜサッカーの試合は雨天決行? (Bit)
・アマチュアサッカーチームがJリーグに到達するには…… (Bit)
・実業団サッカーチームの今 (Bit)
・今年も開催「マウスパッド投げ世界大会」 (Bit)
2009/8/21 13:20 更新
