木村拓哉が実質的な主演の浅野忠信に完敗も「A LIFE」最終回は有終16%

2017/3/21 11:50 デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです) Photo by Pixabay(写真はイメージです)

 木村拓哉(44)主演のドラマ「A LIFE~愛しき人~」が19日の放送で最終回を迎え、今作最高の16.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録して有終の美を飾りました。とはいっても最終回の内容自体は特に何のひねりもなく、深冬(竹内結子)の手術を壮大(浅野忠信)が手伝うというのも大方の予想通り。前回のラストで副院長を解任されてしまったはずの壮大はなんだかうやむやなうちに許され、院長を任されることに。外科部長の羽村(及川光博)は副院長に昇進し、2人で理想の病院を作り上げるべく共に奮闘していくことを誓います。沖田はさらに腕を磨くべく、再びシアトルへ。さんざん病院と壮大を振り回してきた弁護士の実梨(菜々緒)もいつの間にか心を入れ替え、父親と和解する様子が暗示されました。

 ハッピーエンドが悪いとは思いませんが、すべてにおいてあまりにも説明不足。急にバタバタとすべてがハッピーになる結末には、今までのいろいろはなんだったんだろうとの思いがぬぐえません。

 その一方で、最終回でも注目を集めたのが浅野忠信の演技。先週までのキレ芸や顔芸などのオモシロ演技とは打って変わって、最終回ではハリウッド俳優の真骨頂を見せてくれました。特に評判となったのは、病院から追放されたはずの壮大が深冬の手術に駆けつけた場面。木村拓哉の手術シーンにはどうしてもキムタク感があったのに対し、手術衣をまとった浅野忠信は、いかにも病院にいそうな外科医の風貌に。手術中の演技にも注目が集まり、Twitterには「あーあるねー見えないねーみたいな口調が本物の医者っぽかった」「手術中の話し方が凄くリアルだった」「本物の医者が手術してるみたいだった」「話し方や声のトーンが本当の外科医のようにリアリティがあって素晴らしかった」などの感想が書き込まれました。

 病院を追放され、実家で無精ひげを伸ばしながら酒を飲んで過ごす「やさぐれまさお」にも、「スーツ着て髪の毛整えてビシっとしてるより、頭ボサボサで無精髭生やしてグダーっと自堕落にしている姿がずっと素敵」「ボロボロになった壮大の演技が凄く良かった」「追放されてからのやさぐれ壮大、やたらかっこよくなかった?」など、存在感をたたえる声が集まりました。

「もしかして演技ヘタクソだったんじゃないのか」との声を覆し、最終回で役者としての幅の広さと引き出しの多さを見せつけてくれた浅野忠信。相対的に木村拓哉の影が薄かったこともあり、ネット上には「キムタク主演の皮をかぶった浅野忠信ドラマだった」「A LIFEは間違いなく浅野忠信が主役だった」などの感想が多く見られます。

 少なからぬ視聴者が「木村拓哉は実質的には主演ではなかった」と感じている事実をもとにすれば、もしかしたらこのドラマは「木村拓哉が脇で使えるかどうかを試した実験的作品」だったのではないかという考えが浮かんできます。SMAP解散を受けて活躍の場を広げるため、主演一辺倒でなく味のある脇役として主演を引き立てることができるかを試すために作られたドラマではないかと。

 結果は多くの視聴者が感じているとおり。木村拓哉はイケイケのかっこいい役では生き生きするのに、「A LIFE」のように抑えた演技をしようとすると、ボソボソしゃべる不愛想でぶっきらぼうな人になってしまうだけ。終盤には、「黙っていると怒っているように見える」という不自然なフォローが劇中でなされました。少なくとも現時点では、「脇で光るタイプ」には向いていないようです。ただ、年齢的にもそろそろ「かっこいい主役」のイメージから脱却したいはず。次回はどんなドラマでどんな役柄を演じるのか、注目したいところです。

文・中島千代

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