SMAP解散の悲しみが原動力?草なぎ剛の『嘘の戦争』11.8%で好調スタート

2017/1/11 22:10 デイリーニュースオンライン

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 SMAP解散後、草なぎ剛(42)が初めて主演を務めるドラマ「嘘の戦争」(TBS系)が1月10日からスタートし、視聴率11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。最近はドラマもバラエティーもつまらないと評判のフジテレビ系列での放送ですが、「嘘の戦争」はドラマ作りに定評のある関西テレビ制作。SNSでの反響もおおむね好評なようで、「テンポが良かった」「息を飲むような展開に引き込まれた」などの声が上がっているようです。

「嘘の戦争」は、幼い頃に何者かに家族を殺害され、見たことを証言するも「嘘つき」呼ばわりされて取り合ってもらえなかったという悲しい過去を持つ少年(草なぎ剛)が成長して詐欺師となり、真相の究明と復讐を胸にあらゆる手段で真犯人に戦いを挑んでいくストーリー。

 何と言っても見どころは、草なぎ剛の表情の演技。敵に立ち向かう時の深い悲しみと怒りをたたえた悪人顔は、主人公の底知れぬ闇を垣間見せてくれるよう。「SMAPを解散に追いやった事務所への怒りが演技に表れている」と評する向きも。

 それが本当かどうかは当人にしかわかりませんが、これまでの演技と比べて明らかに一皮むけています。やはり、SMAP解散をめぐって感じた怒り・悲しみ・悔しさなどの様々な心の動きが、結果的に役者としての引き出しを広げたことは間違いなさそうです。時折棒読みっぽいところもありますが、今の草なぎ剛なら存在感でカバーしていけそうです。

 第一話では一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の父親を殺害した実行犯(甲本雅裕)が特定され、一ノ瀬と十倉ハルカ(水原希子)のワナにかかって破滅するまでが描かれました。展開がスピーディーなのに話がわかりやすく、スリリングな場面やそこそこのカタルシスがあり、人気ドラマになりそうな要素はバッチリ。とはいえ、復讐すべき相手・二科興三(市村正親)の家族を復讐計画に巻き込んでいる点は視聴者の賛否が分かれそう。家族が最終的にどうなるのかについてはうまい落としどころがあるのか、目的のためには手段を選ばないダークヒーローの道を貫くのか、今後のストーリー展開に注目です。

■脚本に穴が多く、ガッカリな部分も

 視聴者をグイグイ引き付ける力のある脚本であるだけに、穴も目立ちます。とりわけ目立ったのは、大病院の勤務医・二科楓(山本美月)の無警戒ぶり。40過ぎのおじさんが急に病院に現れて「二科先生、また消毒お願いできないかなー」とロビーで声を掛けたり、あげたいものがあると電話してきて雨の中を濡れて待っていたかと思えば象のしっぽの毛だかなんだかが入っている指輪をくれたり、ハッキリ言ってキモすぎなのに、なぜか好意的に接してくれる神対応。ていうか、個人経営の病院でもないのに勝手に治療したりして大丈夫なんでしょうか。結構謎の多い病院です。

 一ノ瀬浩一をさんざん疑っていた二科隆(藤木直人)も、大学の卒業名簿にその名があるのを確認しただけで経歴をそれ以上追及しなかったり、一ノ瀬のニューヨーク本社に一度電話をかけてつながっただけで実在すると信じたり、疑り深いんだか素直なんだかわかりません。ニューヨーク本社の電話番号を名刺に載せておきながら何の対策もしていない一ノ瀬も一ノ瀬で、このシーンはどっちもどっちのおバカ対決みたいな様相になってしまいました。でも、嫌いじゃないですこういうドラマ。ドラマ好きの皆さんは、「二科興三の命令で一ノ瀬の父親が殺害された」という大前提自体が最終話近くで覆ることは予想しているはず。どんなストーリー展開で視聴者をだましてくれるのか、楽しみですね!

文・中島千代

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