毒々しいけど美しい! 猛毒生物が集まった「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)~毒を持つ生き物~」に行ってきました!

2014/8/12 20:26 ネタりか自由帳

毒々しいけど美しい! 猛毒生物が集まった「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)~毒を持つ生き物~」に行ってきました! 毒々しいけど美しい! 猛毒生物が集まった「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)~毒を持つ生き物~」に行ってきました!

スマートフォンを使って、さまざまな実験を行うこの企画。第108回は、サンシャイン水族館で開催中の「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」をレポートします。

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200円 ※Andrido版

 

夏だ!!!!

海だ!!!!

猛毒生物だーーー!!!!

……突然ですが今回は、サンシャイン水族館で開催中の「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)~毒を持つ生き物~」にやってきました!

この「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」は、毒々しくも美しい色とりどりの生物や、人間が死んでしまうほどの強力な毒を持った生き物など、さまざまな毒を持つ生き物を見ることができる特別展示会です。

「毒」という文字が9個も並んでいるポスターは、インパクト大ですね!

そんな刺激の強いイベントは、「刺激的な夏を過ごしたい!」と願っていた僕にうってつけ!

さっそく「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」に潜入してみましょう!

今回、案内してくれるのは、サンシャイン水族館で飼育員をされている先山さんです。

セブ山「本日はよろしくお願いします! 猛毒生物についていろいろ教えてください!」

先山「はい、よろしくお願いします!」

セブ山「さっそくですが、入場して最初に目に飛び込んできた、こちらの生き物は……エイですか?」

先山「そうですね、リーフスティングレイというエイの仲間です」

セブ山「こいつは、どこに毒があるんですか?」

先山「尾ビレのトゲですね。刺されるとけっこう痛いですよ」

セブ山「あれ? この“毒のレベル”っていうのは?」

先山「これは、その生物がどれくらいの強さの毒を持っているのかを五段階評価で表したものです。毒の危険性を知ってもらうために、用意しました」

セブ山「なるほど! ってことは、さっきのリーフスティングレイは毒レベル2だから……、えっ!? 毒レベル2ですでに“重傷レベル”なんですか!?」

先山「そうなんです。エイは基本、毒がある生き物で、身を守るために毒を使っているんですよ。」

セブ山「こ、怖すぎる~! エイなんてその辺の海にいるじゃないですか!?」

先山「リーフスティングレイは、日本には生息していませんが、エイはたしかに日本の海にもたくさんいます。都内近郊の海にも『エイに注意』という看板を立てているところもあるくらいなので」

セブ山「エイ、怖いなぁ……」

先山「普通にしていれば大丈夫ですよ。ただ、砂地に生息しているので、気付かずに踏んじゃうという事故が多いみたいですね」

セブ山「エイ怖すぎる! もうやだ! 次の生物にいきましょう!」

先山「続いては、ハナミノカサゴですね、この魚は、胸ビレと背ビレに毒があります。ほとんど毒ですね」

セブ山「鮮やかでキレイですね。周りをみても毒を持っている生き物は、なんだか派手なやつが多いですね」

先山「いいところに気付きましたね。毒を持っている生物が、鮮やかな模様をしているのは、『僕は毒があるよ! だから近寄ってこないでね!』と、わざわざ戦わないためにアピールをしているんです

セブ山「そうなんですか? 毒を持った生き物は、攻撃的で凶暴なイメージでした」

先山「勘違いされやすいんですが、実はその真逆で、基本は優しいんです。戦うことに関して、むしろビビりなんですよね。だから、毒を持っているのは、攻撃のためではなく、あくまで自分の身を守るためであり、最初から戦わなくて済むように、派手な色をして、ほかの生物に『毒を持っているぞ』と訴えかけているわけです」

セブ山「なるほど。毒は、攻撃手段ではなく、防衛手段だったんですね。そう考えると、猛毒生物が愛くるしく見えてきました(ほっこり)」

セブ山「って油断してたら、でたーーーー!!!!  毒レベルMAX! 最悪、死んじゃうレベルの毒! ひえ~~!!!! 一体、どんな恐ろしい生物なんだ!?」

先山「『タガヤサンミナシ』と『アンボイナガイ』です」

セブ山「えっ! 貝!?」

先山「はい、貝です」

セブ山「貝が!? 貝がレベルMAXなの!?」

先山「そうなんです。あまり、毒のイメージはないかもしれませんが、貝にも毒を持ったやつはいるんです」

セブ山「こ、こいつにやられたらどうなるんですか?」

先山「神経性の毒を持っているので、呼吸困難や心臓発作を起こします。模様がキレイなので、毒を持っていると知らずに拾ってしまったとしましょう。それをポケットに入れ、なかから足付近を刺されてしまうというケースが多いんです。」

セブ山「ひえ~……」

先山「ただ、海で本当に怖いのは、毒よりも、毒による二次的な災害なんですよね」

セブ山「ん? どういうことですか?」

先山「ダイビング中に毒生物に刺されたりして、その痛みからパニックになり、呼吸困難や心臓発作をおこして溺れ死んじゃうということもあるんです……」

セブ山「ひぃ……」

セブ山「ちなみに先山さんは、毒を持っている生物に刺されたことあるんですか?」

先山「細心の注意を払って飼育していますが、たまに間違って刺されちゃう時もありますね」

セブ山「えー!! だ、大丈夫なんですか!?」

先山「大丈夫じゃないですよ。めちゃくちゃ痛いです。刺されて瞬間、激痛が走りますよ」

セブ山「ひぃ……」

先山「でも、ツラいのは刺された瞬間だけじゃないんですよね」

セブ山「……と言いますと?」

先山「クマノミの水槽の中を掃除していた時に、ハタゴイソギンチャクの触手に刺されたんですが、刺された直後はひどく痛み、3日くらいたって痛みが引くと、今度は刺された場所が、痒くて痒くてたまらなくなってくるんです。その後、一週間くらい、ずっと痒みが続くので、もう頭がおかしくなるくらいツラかったですね」

セブ山「うわぁ……、それはキツイですね……」

先山「案外、我々のすぐそばにも毒を持った生物はいますので、みなさんは、くれぐれも刺されないように気を付けてくださいね」

セブ山「気を付けます! でも、それでも刺されてしまったら、どうしたらいいですか……?」

先山「まずは、毒が体中に回らないように刺された部位の根本を縛って、止血してください。そのあとに傷口を吸ったりして、少しでも毒を体外に出すことが大事ですね。そしてすぐに病院に行ってください」

セブ山「なるほど! もし、刺されてしまったらそうします!」

セブ山「でも、実際に刺されたら、パニックになってしまうと思うので、アプリ『家庭医学館Lite 応急手当編』を見ながら、応急処置するのがいいかもしれませんね! よし! 事前にダウンロードしておこう!」

先山「……? 急にどうしたんですか?」

セブ山「わっ! そうこう言っていたら今度は、気持ち悪い見た目の生物ゾーンになりましたね!」

先山「ここでは、『刺す』『咬む』などいろんなカテゴリーの生き物を展示しています。中には怪獣のような見た目の毒々しい生き物もいます」

セブ山「本当だ! こいつなんて、本当に怪獣みたいな見た目ですね!? 何ですか、こいつは!?」

先山「これは、オニヒトデですね。背中のトゲに毒があります。要するに、全身が毒です。沖縄では、サンゴを食べる悪者としても嫌われていますね」

セブ山「裏側も気持ち悪いなぁ……。もう、こいつは見るからに毒があるのが丸わかりなんで、もしこいつに刺されても、自業自得ですね」

先山「でも、スキューバダイビングでゴーグルをつけていると視界が悪くなるので、海底に降りる際に、気付かずに踏んでしまうことがあるらしいですよ」

セブ山「……そんな話を聞くと海に行きたくなくなりますね」

先山「いやいや! 決して、怖がらせたいわけじゃないですよ! もちろん、海は怖い生き物ばかりではないですからね!」

先山「ちょっとセブ山さんを怖がらせすぎてしまったので、次は変わり種をご紹介します」

セブ山「お、なんですか?」

先山「このヒョウモンダコですが、怒ると膨らんで色が変わるんです! 普段は周りの岩や砂の色に同化しているんですが……」

セブ山「あっ、本当だ! 膨らむと色が変わった! すごくキレイな黄色になった! アメリカのトゥーンアニメみたい!」


入り口付近に設置されているヒョウモンダコのオブジェ

先山「入り口にあったオブジェを覚えていますか? あれが、このヒョウモンダコの怒った姿をあらわしているんですよ」

セブ山「あー! あれですか! たしかにあのオブジェくらい黄色くなりますね! じゃあ、あの蒸気が毒ってことですか?」

先山「いや、あの姿はヒョウモンダコの威嚇する姿を表現しているんですよ! もちろん、空気砲自体には毒はありません」

セブ山「なるほど、いろんな生き物がいるんだなぁ」

セブ山「え? あれ? ちょっと待ってください! これって……」

先山「アナゴです」

セブ山「ですよね! そうですよね! 普通のアナゴですよね! なんで普通のアナゴがここにいるんですか!?」

先山「実は、アナゴにも毒はあるんです」

セブ山「えー! そうなんですか!? 今まで普通に食べていましたよ!?」

先山「とはいっても、アナゴは生血に毒があるので、生で食べない限り、大丈夫です」

セブ山「なんだー! よかったー!」

先山「アナゴの生血に毒があるのは、板前さんの間ではけっこう有名な話なので、指先に傷がある時は、絶対にアナゴを捌かないそうです」

セブ山「今度からアナゴを食べる時は、もっと板前さんに感謝しながら食べなければ……」

セブ山「あれ? このケースの中には、水が入ってないぞ? まだ展示前なのかな?」

セブ山「ん…?」

セブ山「うわーーーーーー!!!! よく見たらデカいクモがいたーーーー!!!! 何これーーーーー!?!?」

先山「タランチュラです」

セブ山「えー! 海の生き物だけじゃないの!?」

先山「もちろんです。毒を持っている生き物は、海だけではないので、今回は陸に生息している生物も展示しています。ほかにも、サソリやムカデなど……」

セブ山「やだーーー! 次、行きましょう! 次!」

先山「あ、サソリがケンカしていますね」

セブ山「ひぃー! こ、怖いよー!」

先山「大丈夫ですよ。この種類のサソリは好戦的ではないので、殺し合ったりはしません。でも、なかには共食いする種類もいるそうですが」

セブ山「もういいよ! 虫系は苦手なので、次のコーナーに行きましょう!」

先山「続いては、植物コーナーです。マンドラゴラや、トリカブトなど、毒を持った植物を集めてみました。なかには、食べると幻覚を見るものもあります」

セブ山「なんかほかに比べて植物の毒レベル、高くないですか?」

先山「そうですね。たしかに、植物は毒が強いものが多いかもしれません」

セブ山「間違って食べないようにしなければ……」

先山「まぁ、でも、なかなか、そこらへんに生えている植物を手当たり次第に食べることはないと思うので大丈夫ですよ」

セブ山「ありますよ」

先山「え?」

セブ山「そこらへんに生えている植物を手当たり次第に食べることはありますよ。とくに、お金がない時、僕はそこらへんの草を平気で食べます」

先山「そ、そうですか……。じゃあ、気を付けてくださいね……」

セブ山「あっ、今度は爬虫類だ! 本当に色んな種類の生き物がいますね! すごい!」

先山「こちらは、アメリカドクトカゲですね。唾液に毒があるので、咬まれてしまうと大変です」

セブ山「ヘビとかならわかるけど、トカゲにも毒を持ったやつがいるんだ……」

先山「でも、アメリカドクトカゲの毒は、糖尿病の薬として使われたりするんですよ

セブ山「えっ、どういうことですか!?」

先山「実は、毒と薬は紙一重なんですよね。たとえば、ナマコの体表から出る毒は水虫の薬として使われていたり、いろんな場面で毒は使われていたりするんです」

セブ山「そうだったんだ! まさに、『毒を持って毒を征する』わけですね!」

先山「そういうことです。毒の魅力をわかっていただけましたか?」

セブ山「わかりました! いや~、楽しかったです! 猛毒生物、最高~!」

【結論】
毒は決して恐ろしいものではない。
使い方次第では、薬にもなる!

セブ山「いやぁ~、マジで楽しかったぁ~! じゃあ、帰る前にひとつだけお願いがあるんですが、聞いてくれますか?」

先山「はい、なんでしょうか?」

セブ山「猛毒生物を一匹、もらえないですか?

先山「……え? いや、それはさすがにダメですよ」

セブ山「えー、なんでですか? これだけいっぱいいるんだからいいじゃないですか!」

先山「いや、ダメですよ! 本当に! 危ないですし! それにここはペットショップじゃないですよ!」

セブ山「たくさんいるのに……」

セブ山「今回まだまだ紹介しきれていない猛毒生物も含めて、たくさんいるんだから……」

セブ山「いっぱい…いるのに……」

セブ山「どうしてダメなんだよーーーー!!!! ケチぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいーーーー

【結論】
ただし、愚かな生物「人間」の中には、毒にも薬にもならないやつもいる……

今回、ご紹介した猛毒生物はほんの一部です! 猛毒生物はまだまだたくさん展示されています!

あなたもこの夏は、猛毒生物に囲まれてドクドクしてみませんか?

「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)~毒を持つ生き物~」は、2014年9月28日(日)まで開催中!

入場料金は、水族館・展望台・プラネタリウム“満天”・J-WORLD TOKYO・ナンジャタウン・博物館等をご利用の方、及び年間パスポートをお持ちの方は300円 (税込)、単独入場は600円(税込)です!

※この話はフィクションです。でも生き物たちの毒は本当に危険なので飼おうとしたりしないで、気を付けてください!

撮影日:2014年7月14日

※この記事はYahoo! スマホガイド内「スマホの川流れ」コーナーにて配信された記事を再掲したものです

 

セブ山(Twitter:@sebuyama)+有限会社ノオト

フリーのライター。平日毎日更新の ウェブマガジン「オモコロ」(外部サイト)や「トゥギャッチ」(外部サイト)で活動中。

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