「日本最古の喫茶店」と「最近のカフェ」ではなにが違うのか?~比較で学ぶ経営戦略~

2013/12/25 17:35 ネタりか自由帳

「日本最古の喫茶店」と「最近のカフェ」ではなにが違うのか?~比較で学ぶ経営戦略~ 「日本最古の喫茶店」と「最近のカフェ」ではなにが違うのか?~比較で学ぶ経営戦略~

スマートフォンを使って、さまざまな実験を行うこの企画。第78回は、日本最古の喫茶店と最近のカフェを比較します。

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ホッと一息つきたいときにフラッと立ち寄る街のオアシス、喫茶店。

実は、その歴史は深く、日本で最初にオープンした喫茶店は「可否茶館(かひさかん)」という店で、創業は1888年なんだそうです。

しかし、残念ながら可否茶館はすでに閉店しています。

では、現役で営業している日本最古の喫茶店はどこにあるのか?

実は、東京・銀座に存在します。

それが、こちらの「カフェーパウリスタ」。

1910年(明治43年)に開店して、今もなお、現役で営業している喫茶店で、現存する喫茶店の中では日本最古だと言われています。

その昔、なんだかんだあってブラジル政府より1年間1,000俵のコーヒー豆を無償で提供されることになった創業者が、これを元に大隈重信に協力を仰ぎ、開業したのがカフェーパウリスタなんだとか。

歴史の勉強をしてこなかった僕でも、大隈重信という名前は知っているので、その歴史の深さがわかります。(あれですよね? たしか偉い人ですよね?)

開業当時は、芥川龍之介などの文化人も、足繁く通ったそうです。

とはいえ、富裕層だけでなく、一般の学生や社会人も出入りする庶民的な店として人気を博し、「誰もが気軽に親しむことが出来る喫茶店の元祖」と言われています。


※詳細は店内で配られている「カフェーパウリスタ物語」でご確認ください。


※カフェーパウリスタでは「銀ブラ証明書」というものも配布している。

そんなカフェーパウリスタが、今も尚、多くの人に愛されて現役で営業できている秘訣はどこにあるのでしょうか?

将来的には、くるぶしチラ喫茶(女性店員のくるぶしがズボンの裾からチラチラと見え隠れするのがウリの喫茶店)をオープンさせることが夢の僕としては、非常に気になります。

そこで今回は「日本最古の喫茶店」と「最近のカフェ」を徹底比較して、長く愛されるお店づくりのコツを調査します!

それでは、徹底比較をはじめましょう!

■外観の比較

まずは、外観の違いから検証してみましょう!「最近のカフェ」の代表として、今回はスターバックスコーヒーに行ってみました!

まあ、最近のカフェといってもスターバックスの創業は1971年らしいので、まあまあ歴史はあるんですけどね……。

ともかく、みなさんもご存じのように、外観はガラス張りでロゴは英語です。

【→最近のカフェの外観は、ガラス張りでロゴは英語】

一方、こちらはカフェーパウリスタ。

あれ? 思っていたよりキレイだぞ……? 歴史があるからもっとボロボロなのかと思っていたけど、比較的新しい外観だ! そもそもビルの1階にあるし、時代に合わせて改装しているみたいだなぁ。

でも、どこか雰囲気のあるアジな外観です。一応、こちらもガラス張り。

あっ、よく見たら、こっちも英語のロゴがある!

【→最古の喫茶店の外観も、ガラス張りでロゴは英語】

■店内の比較

さて、続いては店内の比較。

スターバックスは、カウンターで注文して、ドリンクを受け取るシステムになっています。

席は、木製の椅子やソファーなどさまざま。内装も、オシャレに統一されています。

また、禁煙席と喫煙席の分煙もしっかりしていました。

【→最近のカフェは、ゆったりくつろげる工夫がされている】

そして、こちらはカフェーパウリスタの店内。

すごい! 明治の時代にタイムスリップしたかのような内装です!

なんて表現したらいいのか難しいのですが、いわゆる「ザ・喫茶店」といったソファーやテーブル、壁。空間すべてから、昔懐かしいような空気が醸し出されています。

驚いたことに、このご時世に珍しく、全席喫煙OKでした。でも、喫茶店って本来そういうものなのかもしれません。

【→最古の喫茶店は、ゆったりした時間が流れていた】

■メニューの比較

最近のカフェでは、コーヒー豆にこだわり、気分に合わせて選べるように種類も豊富です。

また、フラペチーノ(R)といったコーヒーや紅茶以外のドリンクも。いろんなドリンクを気兼ねなく、手軽に楽しめるのがうれしいですね。

【→最近のカフェは、さまざまなドリンクが楽しめる】

それに対抗するのは、カフェーパウリスタの看板メニュー「森のコーヒー」。

無農薬栽培や、ブラジル有機農業協会認定など、こちらもコーヒー豆にこだわっています。

はぁぁぁぁぁ~~~……。

一口飲んだら、まさに森の中にいるような気分となって癒やされます。さすが、100年以上もコーヒー豆にこだわって営業している喫茶店は、やっぱり違いますね!

マンゴーパッションティーフラペチーノ(R)とかキャラメルマキアートとか、そんな目新しいだけのメニューなんておいてないのさ!

あれ?

(ベリーコーヒー 税込780円)

あったわ。目新しいメニューあった。

こちら、新発売の「ベリーコーヒー」。

ブレンドコーヒーの上に生クリームとブルーベリージャムをたっぷりのせた新しい感覚のコーヒーです。

いやいや、コーヒーにブルーベリージャムって合うの?

100年以上も喫茶店を営業していたから、気が変になったのかな?(ズズズッ)

おわー! 何これー! 新感覚の味だー! おいしいー! クリーミーになったコーヒーに、ブルーベリージャムのさわやかな酸味が合う!

すげー! 現状に甘んじることなく、今もなお、新メニューに挑戦し続けている! すごいぞ、カフェーパウリスタ!

【→最古の喫茶店も、さまざまなドリンクが楽しめる】

■ネット環境の比較

続いては、ネット環境を比較してみましょう。

最近のカフェは、スターバックスに限らず、Wi-Fiが飛んでいることが当たり前になっています。

おかげでコーヒーを楽しみながら、「パズル&ドラゴンズ」をサクサク遊ぶことができます。

【→最近のカフェは、ネット環境が整っている】

対して、最古の喫茶店には……。

Wi-Fiは飛んでいません。

でも、いいんです。

店内を見渡すと、みんな、新聞を読んだり、ただボーッとしたり、「何もしない時間」を過ごしていました。

ネット環境が発達して、世間は常に誰かとつながっている時代になりましたが、ここでは、脳をオフにして、世間から離れ、ゆっくり休むことができます。

忘れかけていた「完全なオフ」を思い出すことができました。

【→最古の喫茶店は、オフの時間を味わう環境が整っていた】

■女性マスコットの比較

最近のカフェの代表であるスターバックスには、ギリシャ神話に登場する「セイレーン」が女性マスコットとして存在しています。

【→最近のカフェの女性マスコットは、セイレーン】

一方、最古の喫茶店には、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻の写真が飾られています。

これは、ジョンとヨーコが来日した際に、カフェーパウリスタに通い詰めたことに由来しているそうです。

【→最古の喫茶店の女性マスコットは、オノ・ヨーコ】

以上、「日本最古の喫茶店」と「最近のカフェ」の比較でした。

この比較を踏まえまして、導き出された結論はこちらです!

【結論】
どちらもお客さんのことを第一に考えた素晴らしいお店!

比較してみたものの、意外と両者には共通点が多く、ささいな違いはあれど繁盛するお店の共通点は「お客さん第一」という部分に集約されるみたいです。

なんだかんだいって、どちらもお客さんがくつろげるように考えられたすてきなお店でした。

というわけで、あなたも付近にある「最近のカフェ」と「最古」とまではいかなくても「歴史のある喫茶店」の違いを探しに行ってみてはいかがでしょうか?

※「私こと、セブ山の髪がなぜピンクなんだ!?」と気になった方は下記の記事をご覧ください。


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撮影日:2013年12月18日
(セブ山@sebuyama/ノオト)

セブ山(Twitter:@sebuyama)+有限会社ノオト(外部サイト)

フリーのライター。平日毎日更新の ウェブマガジン「オモコロ」(外部サイト)や「トゥギャッチ」(外部サイト)で活動中。

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